事故と心理―なぜ事故に好かれてしまうのか
事故と心理―なぜ事故に好かれてしまうのか
吉田 信彌

定価: ¥ 861
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交通事故のメカニズムと統計の解析
サブタイトルから「○○な運転手が、○○な事故を起こす事が多く、防止するには○○を注意しなさい」と言うような事が書かれてあると想像したのだが、そのような部分は第5章のみといってよく、あとは各種実験結果を基にした、「シートベルトをしないからといって、安全確認を怠るわけではない」等人間性についてや、安全教育や車の安全装備による安全対策についての解析によって構成されている。
以前運転適性検査を受けた立場からすれば、何を目的とした検査なのかが理解できた点と、様々な説の紹介はしながらも学者らしく、理論的に完全な一致をみないものについては、その問題点に言及し、それをベースとしての解析を行なわない点については好感を覚えた。
事故者の緊急医療に関わる方々に読んで欲しい
題目と中身は違ったが私の印象です。交通事故総合分析センターの活動を知ってもらい、交通事故の現状を知ってもらう上で皆さんに読んでもらいたい。同センターは金・人ともに自動車メーカーが大きく関わっていますが、情報をオープンにして自動車メーカー以外も加わり死亡事故の低減に向け活動しています。自動車メーカー管轄の運輸省(現在は国土交通省)、建設省(現在は国土交通省)、警察、保険会社・・・、日本の縦割り行政の中では余りないことと思います。更なる死亡者&負傷者の低減には治療の最前線で働く方々の協力が必須です。厚生省、緊急医療に関わる方には是非とも読んで頂きたい(但し、自動車開発に関わったものとしては自動車の記述は正確さに欠ける情報収集不足ではとの不満はあります)。